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「タバコ包装にロゴ禁止」の衝撃

2010年5月11日(火)18時03分
マリーナ・カメネフ

 06年には、国内で販売されるたばこの包装に健康被害を示す写真を載せることが義務付けられた。写真は包装の前面の30%、背面の90%を占める必要がある。写真には、詰まった大動脈からにじみ出る脂肪や、歯が落ちそうな歯茎が写っている。新しい規制では、包装に色が付いて見えるのはこうした写真だけになりそうだ。

 ディーキン大学ビジネススクールで広告と消費者行動を教える上級講師ポール・ハリソンは、この包装では喫煙を阻止できないものの、消費者とブランドのつながりは断ち切ることはできるだろうと言う。

「スーパーマーケットの棚でウィンフィールドとマールボロの見た目がまったく同じなら、選ぶときに一層の認識努力が必要になるだろう。既存の喫煙者に対する効果は小さいが、特定のブランドに対する愛着は変えさせるかもしれない」

 アンチ喫煙の動きが急加速するこの国で、それでもたばこを吸い続けるにはかなりの信念が必要となるだろう。

*グローバル・ポスト特約
GlobalPost.com

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