最新記事

インタビュー

人気ドラマ『ロー&オーダー』新作に、あのC・メローニが主役として帰ってきた

“Ripped From the Headlines”

2021年4月22日(木)21時45分
H・アラン・スコット
『ロー&オーダー』シリーズのステイブラー刑事役C・メローニ

新シリーズのステイブラーは組織犯罪対策のタスクフォースを率いる VIRGINIA SHERWOODーNBCーNBCU PHOTO BANK/GETTY IMAGES

<『ロー&オーダー:性犯罪特捜班』のエリオット・ステイブラー刑事が、10年ぶりに復活>

アメリカの人気犯罪ドラマシリーズ『ロー&オーダー:性犯罪特捜班』のファンにとっては、クリストファー・メローニ演じるエリオット・ステイブラー刑事との約10年ぶりの再会だ。

米NBCテレビで4月1日、『ロー&オーダー:組織犯罪』の放映が始まった。この人気シリーズの新スピンオフ作品では、ステイブラーがニューヨーク市警に戻り、組織犯罪に対抗するタスクフォースを率いることになる。

メローニは『ロー&オーダー』のタフな刑事としてよく知られているが、2001年の映画『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』のコミカルなシェフ役や、米ケーブルテレビ局HBOの刑務所ドラマ『OZ/オズ』の邪悪な囚人役でも強烈な印象を残した。「無意識のうちに、あらゆる年齢層にアピールできていたのだろうね」と笑うメローニに、本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。

――最後にステイブラーを演じてから10年。今回の新シリーズで復帰を決めた理由は?

この作品のフォーマットが面白いと思った。1話完結型ではなく、シリーズのようなもの。エリオットとタスクフォース、そして彼らが追っている犯罪に焦点を当ててストーリーを進めていく。最初のシーズンは全8話で、1話から8話まで、誰を追うのか、なぜ追うのか、相手は何者なのかに焦点を当てる。

――組織犯罪は定番の人気ジャンルの1つ。これほど人気を集める理由は何だと思う?また、この新シリーズはこれまでの作品とどう違うのか。

誰もが反逆者、悪人、裏の世界に引かれているのだと思う。(マフィアのファミリーを描いた)『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』がいい例だし、映画『ゴッドファーザー』もそう。アメリカ文化に組み込まれているのだと思う。

(この作品のポイントは)ニューヨークの組織犯罪捜査に当たるタスクフォースが、(従来の捜査班と)どう違っているか、ギャングがどんな商売に手を染めているか。マフィアも昔のマフィアと違う。もっとハイテクになり、通常考えられないような分野にも進出している。この新シリーズでは、それを描いていく。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

再送米PCE価格指数、3月前月比+0.3%・前年比

ワールド

「トランプ氏と喜んで討議」、バイデン氏が討論会に意

ワールド

国際刑事裁の決定、イスラエルの行動に影響せず=ネタ

ワールド

ロシア中銀、金利16%に据え置き インフレ率は年内
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 5

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 6

    大谷選手は被害者だけど「失格」...日本人の弱点は「…

  • 7

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「性的」批判を一蹴 ローリング・ストーンズMVで妖…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中