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株の基礎知識

石油関連の銘柄はPBR1倍以下でなぜか「割安」、だが今後は......

2019年10月21日(月)16時40分
星野涼太 ※株の窓口より転載

■将来のビジョンが目先の株価を動かす?

証券会社の発行するセルサイドレポートは基本的に「目先の証券売買を生み出す」ためのものであり、数年ごとの中期経営計画が触れられることはあっても、ビジョンのような超長期的要素が論じられるケースは非常に少ない。

しかし、個人投資家の目が届きにくい機関投資家の長期投資の世界では、ESGなどの軸や企業のビジョンなども重要な判断材料として活発に議論されている。その結果として、世界のメジャー企業が経営方針の転換を迫られているのが現状だ。

企業の将来のビジョンは、実は、目先の株価にも反映されやすい──ビジョンだけで銘柄の良し悪しを判断するのが危険であることは言うまでもないが、アナリストレポートには書かれないこんな視点も参考にしてみてはどうだろうか。

[筆者]
星野涼太(ほしの・りょうた)
外資系投資顧問会社で株式アナリストとして勤めておりました。市場で注目度の高いトピックを取り上げ、深く、そして、わかりやすく説明することで、読者の皆様がより堅実・効率的な株式投資を実践できるよう貢献したいと思っております。

※当記事は「株の窓口」の提供記事です
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