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石原慎太郎(1932-)

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2010.01.21

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石原慎太郎(1932-)

「深夜営業の交通機関をつくりましょう」

2010年1月21日(木)12時04分

[2001年7月4日号の掲載記事を2006年2月1日号にて再録]

 首都再生に力を入れる石原慎太郎都知事に、本誌のコリン・ジョイスと千葉香代子が話を聞いた。本誌の取材の2日後、石原は突然、都営バスの試験的な深夜営業を検討すると発表。「東京は夜が不便」と取材で訴えた本誌記者(と、寝耳に水だった都の交通局)を驚かせた。

----ニューヨークでは夜中でもレストランへ行くような大人のナイトライフがあるが、東京では終電が気になってできない。もっと職場に近い都心に住める選択肢もあっていいのではないか。

 それは、私がかねがね(国に)言っていること。そのためには、容積率などの旧弊を思い切って変えないとダメだ。ここは商業地、ここは住宅地、ここは工業地域という区分の仕方も歴史的に意味がなくなってきている。

----地下鉄やJRは、夜中になると終わってしまう。

 外国からも国内からもいろんなお客を呼びたいと思っているんだが、来てみたら夜中に遊べないんじゃ、しようがないんだな。やっぱり、終夜利用できる交通機関をつくりましょう。

----これまでの都市開発の反省点は?

 赤字になるのがわかっているようなバカなプロジェクトはもうできない。東京ビッグサイトも東京国際フォーラムも、いらないんだよ、あんなものは。

----国にはどう働きかけるのか。

 国がくだらないことを言ったら無視することだ。裁判になれば、いかに国のほうが時代遅れでバカかがわかる。

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