SPECIAL ADVERTISING SECTION

自分を創る音の風景

vol.4 歌手 平原綾香さん

2014年06月23日(月)12時01分

平原綾香さん

──ところで、去年はデビュー10周年の年でしたよね。この10年間を振り返ってみていかがですか?
「楽しいことも苦しいこともありましたけど、濃い10年でしたね。最初は学生だったので学校との両立も大変だった時期もありましたし」

──この10年間で歌や音楽に対する思いに変化はありますか?
「音楽面で言うと、前よりも高い声を出せるようになったし、前よりも低い声を出せるようにもなったと思います。なにせ歌に関してはゼロからスタートしたので、この10年間は歌に出会うための旅だった気がします。歌に関して悩んだこともありましたけど、やっぱり出せない声を出せるようになると嬉しいんですよね」

──今後の活動に関してはどのように考えていらっしゃいますか?
「2004年10月の新潟県中越地震の際、地元の方々が『Jupiter』を応援歌として聴いてくださったんですね。そのとき、歌を歌うということがどういうことなのか考えさせられました。私の歌を聴いて自殺を留まったという方からお手紙をいただいたこともありますし、子どもやおじいちゃん・おばあちゃんからお手紙をいただくこともあるんです。音楽を続けていく以上は社会的責任を持って歌っていかないといけないんだなと思うようになりましたね」

──最後にちょっとした余談なんですが、平原さんはプライヴェートではどんな音楽を聴いているんですか?
「なんでも聴きますね。昔、<歌の先生>と崇めていたのがクリスティーナ・アギレラ。彼女の器用なところとか、いろんなことをしていてもすごく純粋なところが好きで。あとはララ・ファビアンというベルギーの歌手や、フィリピンのレジーン・ベラスケスも好きですね。ヘヴィメタルも好きですし......やっぱり父の影響でいろんな音楽が好きなんですよ。細かいジャンルというより、音楽という大きなジャンルが好きなんでしょうね」



PROFILE
平原綾香(ひらはらあやか)歌手

平原綾香さんポートレイト1984年東京生まれ。父はサックス奏者の平原まこと。2003年にホルストの組曲『惑星』の『木星』に日本語歌詞をつけた『Jupiter』でデビュー。04年日本レコード大賞新人賞や、11年「平成22年度文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」など様々な賞を受賞。13年にユニバーサル ミュージックへ移籍し、同年12月にデビュー10周年を迎えた。

Supported by PHILIPS Fidelio
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 2

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史も「韻」を踏む

  • 3

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダブルの「大合唱」

  • 4

    羽田空港衝突事故で「日航の奇跡」を可能にした、奇…

  • 5

    マーク・ザッカーバーグ氏インタビュー「なぜAIを無…

  • 6

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 7

    それでもインドは中国に勝てない...国内企業の投資意…

  • 8

    総額100万円ほどの負担増...国民年金の納付「5年延長…

  • 9

    老化した脳、わずか半年の有酸素運動で若返る=「脳…

  • 10

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中