米政権、「行政ミス」で移民送還 保護資格持つエルサルバドル人

4月1日、トランプ米政権が先月、犯罪組織のメンバーらをエルサルバドルに強制送還した際、保護資格を持つエルサルバドル人男性も誤って送還していたことが裁判所への提出書類で分かった。写真は米国からエルサルバドルに送還された人々(2025年 ロイター/Jose Cabezas)
Susan Heavey Ted Hesson
[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米政権が先月、犯罪組織のメンバーらをエルサルバドルに強制送還した際、保護資格を持つエルサルバドル人男性も誤って送還していたことが1日の裁判所への提出書類で分かった。
政権は「行政上のミス」で送還したと認めたが、この男性がギャング組織MS─13のメンバーだと主張。法的権限がないため、エルサルバドルから帰国させることはできないとしている。
男性の弁護団はギャングメンバーだとする政権の主張に異議を唱え、男性の帰国を求めている。
トランプ大統領は先月15日、ベネズエラの犯罪組織「トレン・デ・アラグア」のメンバーを迅速に送還するため、敵対国の市民を拘束して送還する権限を大統領に与える「敵性外国人法」の活用を布告した。
政権は同日、この戦時法に基づき処理された強制送還者を乗せた2便と、他の規則に基づく送還者を乗せた3便目をエルサルバドルに送ったとしている。
1日の提出文書によると、男性はこの3便目に誤って乗せられていた。男性は2019年に裁判所から保護資格を得ていた。