ブラジル最高裁前で男が自爆、侵入試みる G20控え治安に懸念
ブラジルの首都ブラジリアで13日、最高裁判所に侵入しようとした男が裁判所前で爆弾を爆発させ自殺した。複数の当局者が明らかにした。写真はブラジリアで撮影(2024年 ロイター/Tom Molina)
Victor Borges Anthony Boadle Andre Romani
[ブラジリア 13日 ロイター] - ブラジルの首都ブラジリアで13日、最高裁判所に侵入しようとした男が裁判所前で爆弾を爆発させ自殺した。複数の当局者が明らかにした。
同国のリオデジャネイロでは18日から20カ国・地域(G20)首脳会議が開催され、その後、中国の習近平国家主席がブラジリアを公式訪問する予定。国際会議を控え治安に対する懸念が浮上している。
13日夜に最高裁近くの駐車場で最初の爆発があり、容疑者の車が爆発。その直後に最高裁前で2回目の爆発が起き、容疑者の遺体が見つかった。
当局者は単独犯による犯行であることを望むが、詳細は明らかになっていないと述べた。容疑者の身元は現時点で不明。
爆発を受け、最高裁判事は直ちに安全な場所に避難した。
現場では昨年1月8日、大統領選で落選したボルソナロ前大統領の支持者が選挙不正を訴え、議会や大統領府、最高裁を襲撃している。