[マドリード 28日 ロイター] スペイン統計局が28日に発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は、前期比0.8%減となった。速報値からマイナス幅がやや拡大した。スペイン経済は6四半期連続で縮小し、マイナス幅は2009年半ば以来で最大となった。
2012年のGDP伸び率は1.4%のマイナス。2011年は0.4%成長していた。年間のGDPのマイナス幅は、フランコ独裁政権下だった1970年に統計の集計が始まって以来で2番目の大きさ。
スペイン経済は2013年も、2年連続のマイナス成長になると見込まれている。輸出は急増しているが、支出抑制や高失業率を受けて内需が冷え込んでいるため、小売売上高は2年6カ月連続で減少している。
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