米ISM製造業景気指数、10月は46.5に低下 23年7月以来の水準
米供給管理協会(ISM)が1日発表した10月の製造業景気指数は46.5と、前月の47.2から低下し、2023年7月以来の低水準となった。2019年6月撮影(2024年 ロイター/Kamil Krzaczynski)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した10月の製造業景気指数は46.5と、前月の47.2から低下し、2023年7月以来の低水準となった。
拡大・縮小の分岐点となる50を7カ月連続で下回った。今回の低下は航空機メーカー大手ボーイングの工場労働者によるストライキが影響した可能性がある。
ただ、ISMが長期的に経済全般の拡大を示すとしている水準(42.5)は上回った。
サブ指数を見ると、先行指標となる新規受注は9月の46.1から47.1に上昇した。一方、生産は49.8から46.2に低下。ボーイングのストがサプライヤーに波及したようだ。
支払価格は23年12月以来の低水準だった9月の48.3から54.8に急上昇した。
サプライヤー納入指数は52.2から52.0に低下。50を超えると納入遅れを示す。
雇用は9月の43.9から44.4に上昇したものの、依然として低水準にとどまっている。