米アマゾン、テレフォニカとクラウド契約 通信分野参入へ
5月8日、スペイン通信大手テレフォニカのグループ企業、テレフォニカドイツは、今月末に高速通信規格「5G」の100万人の顧客を米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)に移行する計画。写真はハノーバーメッセで撮影されたAWSのロゴ。ドイツ・ハノーバーで4月撮影(2024年 ロイター/Annegret Hilse)
Supantha Mukherjee
[ストックホルム 8日 ロイター] - スペイン通信大手テレフォニカのグループ企業、テレフォニカドイツは、今月末に高速通信規格「5G」の100万人の顧客を米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)に移行する計画。同社幹部がロイターに明らかにした。
アマゾンの通信市場参入に向けた大きな動きとなる。
アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトといった大手クラウド・コンピューティング・サービス企業は、多額の収益を期待して通信分野への進出を試みている。一方、通信事業者は、パブリッククラウドのモバイルネットワークを扱う能力に慎重な見方を示している。
テレフォニカドイツの最高技術・情報責任者(CTO)であるマリック・ラオ氏は「少なくとも1─2四半期は稼働を確認し、2025─26年までに顧客ベースの最低30─40%を移行させる計画を考えている」と語った。同社はドイツで4500万人の顧客を持つ。