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仏サービスPMI、4月速報1年ぶりに50上回る 製造業は悪化

2024年04月23日(火)17時27分

4月23日、 S&Pグローバルがまとめたフランスの4月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.5と、ほぼ1年ぶりに50を上回った。写真は開店準備をする仏ナントの飲食店。2021年5月撮影(2024年 ロイター/Stephane Mahe)

Sudip Kar-Gupta

[パリ 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたフランスの4月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.5と、ほぼ1年ぶりに50を上回った。

ロイター調査の予想は48.9。3月は48.3だった。サービスPMIが好不況の分かれ目となる50を上回るのは2023年5月以来。

製造業PMI速報値は44.9と、3月の46.2から低下し、市場予想の46.9を下回った。

サービス業と製造業を合わせた総合PMIは49.9。3月の48.3から上昇し、市場予想の48.8を上回った。

ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は、最後にサービスPMIが50を上回った23年5月は大規模な抗議デモにより景況感が悪化し始めていたと指摘。「4月は需要が旺盛だったため、受注残の減少ペースは前月より緩やかだった。フランスの製造業生産は低迷が続いているが、間もなくサービス業に追随するだろう」と予想した。

ロイター
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