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人民元、米の対中関税60%なら3.1%下落も=バークレイズ

2024年04月18日(木)17時21分

4月18日、 バークレイズはリポートで、米国が中国製品に60%の関税を課した場合、人民元が名目実効為替レート(NEER)で3.1%下落する可能性があるとの試算を示した。写真は人民元と米ドルの紙幣。2017年6月撮影(2024年 ロイター/Thomas White)

[ロンドン 18日 ロイター] - バークレイズは18日公表したリポートで、米国が中国製品に60%の関税を課した場合、人民元が名目実効為替レート(NEER)で3.1%下落する可能性があるとの試算を示した。

トランプ前大統領は11月の大統領選で再選されれば、全ての輸入品に一律10%を関税を課す考えを明らかにしているが、中国製品については関税率を60%以上にする可能性があるとしている。

バークレイズのアナリストは「中国による報復を想定した場合、NEERベースで平均3.1%(最低で2.5%、最大3.8%)という小幅ではない人民元安を予想している」と述べた。

これは、中国の総輸出伸び率が約5%ポイント低下し、国内総生産(GDP)伸び率が約1%ポイント押し下げられるという同社の予測に沿った水準という。

同社は、米国が中国からの全ての輸入品に60%の関税を課し、中国が全面的に報復するというシナリオについて、第2次トランプ政権下の為替への影響についてストレステストを行った。

ロイター
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