12月31日、欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事(写真)は、現在の金融緩和では景気の回復を十分に促せない恐れがあるとの認識を示した。2月撮影(2014年 ロイター/Rafael Marchante)
[フランクフルト 31日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は、現在の金融緩和では景気の回復を十分に促せない恐れがあるとの認識を示した。特に原油安により「2015年のかなりの期間」、インフレ率がマイナスになる可能性があると指摘。原油安が物価の安定にどのような影響を及ぼすか注視していく考えを示した。
利下げ余地があれば「全会一致で利下げしていただろう」とも指摘。「もし私が追加緩和が必要だと判断し、利下げ余地があれば進んで利下げするという状況であれば、唯一の選択肢は国債の買い入れだという事実で身動きが取れなくなることはないだろう」と述べた。