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イタリアの資金調達コストは上昇、デフォルトリスク極めて低い=S&P

2011年09月21日(水)01時02分

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イタリアの資金調達コストは上昇、デフォルトリスク極めて低い=S&P

 9月20日、S&Pはイタリアの資金調達コストは上昇しており、国債入札が不調となる可能性があるとの見方を示した。写真は8月2日、ニューヨークで(2011年 ロイター/Brendan McDermid)

[ローマ 20日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は20日、イタリアの資金調達コストは上昇しており、国債入札が不調となる可能性があるとの見方を示した。一方、デフォルト(債務不履行)のリスクは「極めて低い」としている。

 S&Pはこの日、イタリア国債の格付けを1段階引き下げ「A/A―1」とした。 

 S&Pのアナリスト、モーリッツ・クレイマー氏は電話会見で、スペインは国債利回り上昇への対応で、イタリアよりも速やかかつ効果的な策を講じたと指摘した。このことは格下げの主因である、イタリアの政治的に困難な状況を浮き彫りにしているとの見方を示した。

 同氏は「(イタリアの)資金調達コストは上昇する公算が大きい」とする一方、同国債にはシングルAが付与されているとして、「市場から完全に閉め出されるとは予想していない」と述べた。

ロイター
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