コラム

日本の学校はスマホに曖昧......海外に学ぶ賢い使い方とは

2024年11月15日(金)19時00分
トニー・ラズロ(ジャーナリスト、講師)

それから、小学生のスマホ普及率は世界各国でさらに上昇している。と同時に、フランス、シンガポール、イタリア、オランダ、コロンビア、そしてイギリスをはじめとした多くの国で、学校でのスマホ利用の制限や禁止の動きが広がっている。

イギリスでは、特に名門男子校であるイートン校の取り組みが最近、話題を呼んでいる。政治、行政、ビジネスなど多方面で活躍するリーダーを輩出しているこのボーディングスクール(全寮制学校)は、なんと新入生(13歳)のスマホ持ち込みを完全禁止した上、代わりに昔ながらのガラケーを渡し、その使用を命じている。そして同時にインターネットにアクセスできるiPadも提供している。なぜこれら2つを?


「テクノロジーが学校にもたらすメリットと課題のバランスを取るためだ」と、学校は説明している。なるほど。「家族との連絡は電話で、勉強はタブレットで」という明確なサインを生徒に送ることで、デバイスを賢く差別化している。これはユネスコ(国連教育科学文化機関)が昨年の夏に打ち出した以下のガイダンスを意識したのかもしれない。

「Some technology can support some learning in some contexts(特定の技術が、特定の状況において、特定の学習支援をしてくれる)」「......but not when it is over-used or inappropriately used(......ただし過度に、または不適切に使用された場合には、そうした効果は期待できない)」

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