移民支援で被災地予算が枯渇? FEMAが抱える資金不足の真相
2024年10月8日(火)13時10分
FEMAの災害救援基金は、この大型ハリケーンが甚大な被害をもたらす前の時点で既に、20億ドル不足していた(SSPの6億4000万ドルとは比較にならない金額だ)。
議会は9月25日、予算切れによる連邦政府機関の一部閉鎖を回避するためのつなぎ予算案を可決したが、FEMAの災害救援基金への追加拠出は盛り込まれていない。
このつなぎ予算案では、FEMAが活用できる資金として200億ドルが承認されたが、これは「へリーン」による被災地だけに支出できる金額ではない。今年これまでに発生した洪水や山火事の被災地全ての支援をこの予算で賄わなくてならないのだ。
バイデン大統領は3日、「へリーン」の被害がとりわけ甚大だった州の復旧および被災者支援の費用を連邦政府が全て負担すると発表した。被災地には、ハリケーンで生活を破壊された人たちが大勢いる。
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