トランプの性的暴行と名誉毀損認定、500万ドルの支払い命令 米地裁
米作家ジーン・キャロルさん(79)が1990年代にトランプ前大統領(76、写真)から性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた民事裁判で、米マンハッタン連邦地裁の陪審員は9日、トランプ氏による性的暴行と名誉毀損を認め、500万ドルの支払いを命じた。3月撮影(2023年 ロイター/Brett Rojo/USA TODAY Sports via REUTERS)
米作家ジーン・キャロルさん(79)が1990年代にトランプ前大統領(76)から性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた民事裁判で、米マンハッタン連邦地裁の陪審員は9日、トランプ氏による性的暴行と名誉毀損を認め、500万ドルの支払いを命じた。強姦については認めなかった。
広報担当者によると、トランプ氏は控訴する方針という。
キャロルさんは前大統領が1995年か96年に百貨店バーグドルフ・グッドマンの試着室でキャロルさんを暴行、さらにその事実を否定して名誉が傷つけられたと訴えていた。
25日から始まった裁判にトランプ氏は出廷しなかった。
トランプ氏は自ら創設したソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で評決を「恥辱」とし、「この女性が誰なのか全く分からない」と述べた。