イスラエル、航空機40機でガザ空爆 「イスラム聖戦」幹部3人と民間人10人死亡
パレスチナ当局者は9日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザを空爆し、パレスチナの過激派「イスラム聖戦」の幹部3人を殺害したと発表した。写真は空爆後のガザ(2023年 ロイター/Mohammed Salem)
パレスチナ当局者は9日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザを空爆し、パレスチナの過激派「イスラム聖戦」の幹部3人を殺害したと発表した。今回の空爆では、子供数人を含む民間人少なくとも10人が犠牲になったという。
イスラエル軍は、同日未明にイスラム聖戦の幹部3人を標的とした作戦を実行したことを確認した。作戦には40機の航空機を使用したことを明らかにし、女性や子供が犠牲になったことも認めた。
聖戦関係者も幹部3人の死亡を確認。報道官はイスラエルに対し、「いついかなる時も報復を覚悟すべきだ」と表明した。
イスラエルのネタニヤフ首相は複数の戦線での戦闘激化を含め、あらゆるシナリオに備えるよう治安部隊に指示を出したと述べた。
ハンガーストライキを行っていたパレスチナ人がイスラエルの拘束下で死亡したことをきっかけに、イスラエルとガザの武装集団との間で先週、数時間に及ぶ戦闘が発生。パレスチナ人男性1人が死亡した。
イスラエルとパレスチナの間ではここ1年以上にわたって対立が激化。1月以降、90人以上のパレスチナ人と、少なくとも19人のイスラエル人および外国人が殺害されている。