最新記事

サイエンス

折り紙あそびで「宇宙技術」に触れる 手軽だけど本物の科学が体験できる「実験集」

2022年8月16日(火)18時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

jikken-p26.jpg

jikken-p27.jpg

「つよ〜い紙ばね」
まずは、画用紙や折り紙を準備しよう。

1 L字状に切った紙を2つ準備しよう。
L字状の紙を組み合わせることで、とても上手な紙ばねになる。

2 上下の紙を矢印の向きに折ろう。
L字の紙を組んでセットしたら、矢印の向きにそれぞれ折る。

3 左右の紙を矢印の向きに折ろう。
今度は、左右の紙を矢印の向きにそれぞれ折る。

4 上下の紙を矢印の向きにさらに折ろう。
次に、また上下の紙を矢印の向きにそれぞれ折る。

5 左右・上下に折り込んでいくと、紙ばねが完成!
続けて、左右、上下、左右、上下...と紙を折っていく。最後まで折ったら、ばねが完成。

簡単な実験ではあるが、基本構造を頭に入れておくことは大事。今では、コンピュータの力を借りると、複雑な形をつくれるようになっている。MITが公開している「折り紙シミュレーター」では、折り方をパソコン上で見たり、自分でデザインしたりできる。

技術の先にあるものを想像しながらつくる

次に紹介するのは、「人間拡張技術」だ。人間は、空を飛んだり、あまりに重いものをもったりすることはできない。人間の体では力や手の数などが足りなくてできないことを、機械で増やしたり、新たにつけたりすることを「人間拡張技術」という。

パワースーツと呼ばれる、人が身に付ける機械は、重いものをもつ仕事で活躍している。建築現場で働く人、荷物を運ぶ配達員、最近では介護の仕事をする人のサポートをすることで話題になった。また、体が不自由な人の、その部分を補えるものもある。

こうした機械の力を身近に感じられるような実験をやってみよう。

jikken_p56.jpg

jikken_p57.jpg

「動く3つめの手」
材料は、段ボール、ストロー、たこ糸だ。

1 段ボールを手に置いてなぞろう。
段ボールの繊維の方向を横にすると、完成したときに曲げやすい。

2 線にそって切ろう。

3 ストローを切って、少し隙間を開けてテープで止めよう。
ストローの隙間が、曲がる部分(関節)になる。

4 ストローにタコ糸を通して、指先の裏側にテープで止めよう。
はがれないようにしっかりはろう。

5 糸を引っ張ると指が曲がる。
ひもを長くして、動く手を棒の先につけると、遠くのものをつかめる。

人間にはできない動きをするものをつくってみるのもいいかもしれない。くねくね曲がるしっぽをつくってみると面白そうだ。

この実験の見据える先には、体が不自由な人をサポートする技術がある。たとえば、目の見えない人のために、スマートフォンのカメラでとった文字を読み上げるアプリや、目の見えない人が「舌を使って見る」機械の開発などだ。こうした技術を通じて、「こんなものがあったら便利だね」「誰かを助けてあげられそうだね」と子どもと話し合ってみるのもいいだろう。

家の中でできる小さな挑戦から、子どもの可能性や発想は無限に広がっていく。この夏、人類の未来のためにも、小さな実験を子どもと一緒にやってみてほしい。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国新築住宅価格、2月も下落 北京・上海は上昇

ビジネス

中国不動産投資、1─2月は前年比11.1%減

ワールド

ドバイ空港付近のドローン攻撃による火災鎮火、フライ

ワールド

高市首相、ホルムズ護衛活動「何ができるか検討中」 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングアップは「2セット」でいいのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 6
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 7
    ぜんぜん身体を隠せてない! 米セレブ、「細いロープ…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中