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ウクライナ情勢

ウクライナ軍、英政府供与の先進ロケットシステムをイングランドで訓練

2022年6月30日(木)10時35分
ウクライナで使用されるBM-21自走多連装砲「グラート」

ウクライナ軍兵士数百人が、英国で多連装ロケットシステム(MLRS)などの軍事訓練を終えた。写真はルガンスク州リシチャンスクで使用されるBM-21自走多連装砲「グラート」。12日撮影(2022年 ロイター/Gleb Garanich)

ウクライナ軍兵士数百人が、英国で多連装ロケットシステム(MLRS)などの軍事訓練を終えた。イングランド南部ソールズベリーでの訓練がメディアに公開された。

訓練ではロシアの戦術に対抗するために英政府が供与するMLRSが使用され、105ミリのりゅう弾砲を試射する様子も披露された。

この訓練はロシアの侵攻を受けたウクライナへの国際支援の一環。

英陸軍砲兵隊のジェームズ・オリファント大尉は記者団に対し、3週間にわたるMLRS訓練について「戦力を増強させるものだ」と述べた。

訓練を受けたウクライナ兵の姿勢を称賛し、「現在は砲台長自らが自らの方針と戦術に基づいて部隊の演習を行う状況にある」と語った。

英国のジョンソン首相は今月、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問した際、120日ごとに最大1万人のウクライナ兵を訓練する支援策を発表した。

[ロイター]


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