英ヘンリー王子夫妻、軽い扱いに「激怒」してイベント参加を拒否していた(王室専門家)
Why Prince Harry, Meghan Markle Attended Just 2 Events During Platinum Jubilee Celebration
Dylan Martinez/File Photo-REUTERS
<王室内での扱いに不満を抱いた夫妻は、イベント参加をキャンセルしてゲストを落胆させる場面もあったが、帰国した最大の目的は果たせたという>
エリザベス女王の即位70周年を祝う記念行事である「プラチナ・ジュビリー」に出席したヘンリー王子とメーガン妃。王室離脱以降、初めて夫婦そろってイギリスで公の場に姿を見せたとあってメディアの注目を浴びたが、記念行事においては目立たず仕舞いのままでアメリカへと帰っていった。
6月2日から4日間にわたって行われたジュビリー期間中、イギリスに帰国した夫妻が出席した公式イベントは2つだけ。だが、それには理由があったようだ。
米ピープル誌が匿名の情報源が語った内容として掲載したところによると、そもそも彼らにとって今回の帰国の「唯一の動機」はエリザベス女王だった。女王に祝意を伝え、夫妻の第2子である長女リリベットを曾祖母である女王に初めて会わせたことで、渡英の目的は達せられたということだ。
「2人はもう(公務に従事する)王室メンバーではないし、引退は彼ら自身が決めたことだ。(一般市民は)この事実を、完全には受け入れていないのかもしれないが」と、夫妻を知るこの人物は話している。「実際、彼らは控えめだった。敬意を表し、家に帰っていった」
「彼らがイギリスに来たのは女王に会うためだ。その目的は果たした」
6月2日に女王の公式誕生日を祝うパレード、トゥルーピング・ザ・カラーが開催された際、ヘンリーとメーガンはバッキンガム宮殿内の一室でその様子を見守った。公務に携わる高位の王室メンバーではないため、王族が勢揃いして儀礼飛行を見物する宮殿のバルコニーには招待されず、馬車でのパレードにも加わらなかった。
ロンドン市民からはブーイングと歓声の両方が
翌日、夫妻はロンドンのセントポール大聖堂で行われた記念礼拝に出席。大聖堂前に集まった市民からは、ブーイングと歓声の両方が上がった。
礼拝後には、ロンドンの中心街シティーのビンセント・キーブニー首長の主催の下、市庁舎ギルドホールでランチタイム・レセプションが開かれた。
アンドルー王子の長女ビアトリス王女や次女ユージニー王女、エドワード王子の長女ルイーズ・ウィンザー、ウィリアム王子のいとこであるザラ・ティンダルと夫のマイク・ティンダルを含め、高位の王室メンバー全員が出席したが、ヘンリーとメーガンの姿はなかった。
ジャーナリストのダン・ウートンは、英王室に詳しい著作家のレディー・コリン・キャンベルを迎えたニュース専門放送局GBニュースの番組で、レセプションでの夫妻の不在に言及した。