「白人の国」を目指す武装極右団体「パトリオット・フロント」を拘束
What is Patriot Front? Everything We Know About the White Supremacist Group
SPLCによれば、パトリオット・フロントはマニフェストの中で、汎ヨーロッパのアイデンティティーの観念から有色人種をはっきりと除外しており、次のように述べている。「たとえばアフリカ人は、何世紀にもわたってアメリカで暮らし、働き、市民に分類されていたとしても、アメリカ人ではない」
同団体の創設者は、1998年生まれでテキサス州ダラス育ちのトーマス・ルソー。SPLCによれば、今回警察に身柄を拘束された31人の中にルソーも含まれていた。
ルソーはマニフェストの中に、「国家の中に国家を形成することが我々の目標だ。我々の文化と伝統はあらゆる方面から攻撃を受けており、同胞たちは完全消滅の危機に直面している」と書いている。
アイダホのプライド・イベントで何があった?
警察によると、身柄を拘束された31人はサウスダコタ、ワイオミング、テキサス、コロラド、ユタ、イリノイなど11の州からやって来て、アイダホ州で落ち合った。
男たちはコーダレーンにあるホテルの外で、レンタルトラックに乗り込んでいたところ身柄を拘束され、暴動の共謀罪で起訴された。トラックの中には、暴動用の装備や発煙弾が積まれていたという。コーダレーン警察のリー・ホワイト署長は、パトリオット・グループは「街の中心で暴動を起こすためにやって来た」と発表した。
プライド・イン・ザ・パークの主催者であるノース・アイダホ・プライド・アライアンスは、12日に次のような声明を発表した。
「私たちは最も困難な状況のなか、プライド・イン・ザ・パークを楽しく安全に執り行うことができ、休息を取っているところだ。開催当日のさまざまな事態にプロフェッショナルな対応をしてくれた法執行当局の皆さんには、心から感謝している」