最新記事

児童虐待

「恐怖の館」で育った女性に称賛の声 TikTokで前向き発信

Woman Raised in 'House of Horror' Became TikTok Sensation After Rescue

2022年1月7日(金)17時06分
サマンサ・ベルリン

コメントを寄せるユーザーのなかには、地元自治体の支援が足りないと批判したり、ジョーダンはYouTubeのチャンネルを開設して、彼女と家族の状況についてもっと人々に知ってもらうべきだと勧める者もいる。

1100万人のフォロワーを持つ@queenstaralienは、「あなたの体験や日常生活について、YouTubeやビデオブログで情報を発信したらいいのではないか」とコメント。「きっと大きな注目を集めて収入が得られると思う」と述べた。

他の大半のユーザーは、恐ろしいトラウマに耐えてきたジョーダンが、前向きな姿勢でいることを称賛した。

あるユーザーは、「私たちは現代で最も偉大なサバイバルと立ち直りの過程を目の当たりにしている」とコメントした。「ジョーダンは私にとってのヒーローだ!」

AP通信によれば、ABCの調査で地元自治体による複数の職務怠慢が明らかになったことを受けて、2021年11月には、ターピン家が暮らしていたリバーサイド郡の社会福祉システムが(同兄弟姉妹が新生活に移行するのを手助けするのを怠った罪で)訴追された。

今度は「制度の犠牲」に

ABCの調査では、ターピン家の兄弟姉妹が助け出されて郡の保護下に置かれた後に、彼らの一部が暴行や児童虐待を受けた疑いがあることが分かった。リバーサイド郡はこれを受けて、ターピン家の子ども数人からの申し立て内容の一部について、調査を開始した。

11月のインタビューの際、ジョーダンとジェニファーは、食費や住居費をほとんど受け取っていないと述べていた。またリバーサイド郡の地方検事であるマイク・ヘストリンは、ダイアン・ソーヤーに対して、兄弟姉妹の一部は「みじめな」暮らしをしており、郡の社会福祉制度によって「再び犠牲になっている」と指摘した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国副首相が米財務長官と会談、対中関税に懸念 対話

ビジネス

アングル:債券市場に安心感、QT減速観測と財務長官

ビジネス

米中古住宅販売、1月は4.9%減の408万戸 4カ

ワールド

米・ウクライナ、鉱物協定巡り協議継続か 米高官は署
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 5
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中