最新記事

心理学

自己肯定感の低い人が、今すぐにやめるべきは「ランキング」のしすぎ

2021年12月24日(金)11時21分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

と同時に、思いやりや愛を示して他人とつながり、絆や安心感も得ている。これがリンキングだ。人生を改善したいと思ったら、このふたつを組み合わせることが重要だという。

つながりを築くために自分のランキングを使い、誰かに助言したり子どもたちに教えたりする。また、過小評価された自己をリンキングで癒すこともできる。ランキングとリンキングは、常に私たちと共にあるのだ。

自分自身の基盤でもあるこの2つにアプローチする方法を見ていこう。次のリストから、当てはまるものにチェックをつけてみてほしい。

《リンキング》
□人が心の奥深くに抱えている感情を表現する手助けができる。
□ギフトや親切な行為でよく好きな人を驚かせる。
□人が自意識過剰にならない方法を知っている。
□誰かに助けてもらったり、面倒を見てもらったりするのはとても簡単だ。
□より親密な人間関係を育む方法を知っている。
□口論を止める方法を知っている。
□人と会うときは、お互いに好意を抱くことを期待している。
□自分だけが食べ物をもっていたら、相手に分けてあげるか、人前では食べないようにする。
□私の人生には、深く、打ち明けた、率直な会話をできる人が何人かいる。
□人と話をするときは、それが適切であれば、相手の目を見てほほ笑むようにしている。
□意見が合わなかったり、好きじゃなかったりする相手でも、その人の考えや気持ちを理解しようとする。
□気分が落ち込んだら、特定の人を頼って気持ちを楽にすることができる。

《ランキング》
□何かを始める際、失敗を恐れていない。
□誰かが自分のために権力を行使していたら、それをはっきりと感じ取ることができる。
□物事がうまくいくと、自分を心から誇らしく思う。
□大事なときに失敗して自分はどうしようもないと感じても、本当に価値がないとは思っていない。
□大事なときに失敗しても、人一倍落ち込むということはない。
□失敗して落ち込んでも、それを乗り越える方法がある。
□誰かが何かいいことを言ってくれたり、してくれたりしたら、たいてい、それが心からのものなのか、見返りを求めた言動なのかがわかる。
□批判を謙虚に受け止めることができる。
□知らない人たちのなかでも、いいアイディアがあれば発言できる。
□人前で話すことができる。
□パフォーマンスや競技に臨む際、準備がしっかりできていれば自信をもって臨める。
□きちんと主張して自分の境界線を守ることができる。
□こちらに害が及ぶ可能性を考えもせずに利用しようとする人がいたら、すぐに看破できる。
□権力の濫用を防ぐために同盟を組むことができる。
□ダメージを受ける前に、ひどい扱いから距離を置くことができる。

どちらのリストでも、チェックした項目が少ないほど、エイレンの説から学ぶことが多いはずだ。また、それぞれのチェック項目を比べて数に偏りがあれば、ランキングとリンキングのアンバランスを修正するのにも役立つ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中