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米中対立中国「台湾独立のあらゆる動きを粉砕」 緊張の高まりは米国に起因と非難
中国は4日、台湾を巡る緊張の高まりの原因は米国にあると非難し、台湾の分離・独立に向けたいかなる動きも「粉砕」すると警告した。2020年4月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)
中国は4日、台湾を巡る緊張の高まりの原因は米国にあると非難し、台湾の分離・独立に向けたいかなる動きも「粉砕」すると警告した。
中国は台湾の防空識別圏(ADIZ)への侵入をこのところ増加させており、過去4日間で約150機が侵入。現地時間4日夜には戦闘機4機が侵入し、4日だけでも侵入機の数は56機に上った。台湾空軍は軍機を緊急発進(スクランブル)させるなどして対応しているほか、監視のためにミサイルシステムを作動させている。
こうした中、米国は3日、中国に対し台湾近辺での「挑発的な」軍事行動をやめるよう呼び掛けたほか、台湾も中国を非難した。
これに対し中国外務省は声明で、米国は台湾に武器を売却し、軍の艦船を定期的に台湾海峡を航行させているとし、挑発的な行動を行なっているのは米国だと非難。「中国はこうした行動に断固として反対し、必要な対応策を取る」とした上で「中国は台湾の独立に向けたいかなる動きも粉砕する」と警告した。
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