中国、オンラインゲームを1週間で3時間以内の規制導入 背景と効果は
さらに未成年はゲームにログインする際に実名と各自に国家が与えたID番号を使うことが義務化され、テンセントやネットイース(網易)といったゲーム大手は「実名検証システム」の立ち上げが必要になった。
今年7月、テンセントは未成年が夜中に親のIDでログインしてゲームをするのを防ぐための顔認証による本人確認ができる仕組みを採用した。
新ルールの内容と効力
9月1日から適用される新ルールは、18歳未満の子どもが月曜から木曜までオンラインゲームをすることを禁止し、金曜と土日、法定休日は午後8時から午後9時まで1時間だけの利用を認めている。
ゲーム企業は、実名検証システムを確実に実行するだけでなく、最終的には全てのゲームをNPPAが立ち上げつつある中毒対策システムと連結させる必要が出てくる。
こうした時間制限を徹底するため、NPPAは国営新華社を通じて、ゲーム企業への査察回数を増やし、査察態勢も厳格化する方針を示した。
また、NPPAは新ルールに違反した企業を罰するための措置を強化する考え。昨年中には1万種類以上のゲームの審査を行っており、既に処罰件数も増やした。
未成年がまだ親のIDでログインして規制をすり抜ける余地があるとも主張し、親や学校がもっと監視を厳しくしなければならないと訴えている。