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読まずにRTはNG? ツイッターが新機能をテスト中

Twitter is Trying to Encourage Users Against Spreading Articles They Haven’t Actually Read

2020年6月12日(金)17時30分
ジェイソン・マードック

ツイッターのプロダクトリーダー、ケイボン・ベイクプールは、未読のリンクや記事が拡散されるのは「影響が大きく、時として危険だ」とツイートしている。

米コロンビア大学とマイクロソフトリサーチが2016年に公表した研究によると、ツイッターに投稿されたリンクの60%近くは全くクリックされていなかった。

ツイッターは今年5月、iOSユーザー向けに、「有害な」表現を含む返信について再考を促す機能のテストも実施している。

「発言を投稿前に再考するよう促している。投稿の瞬間に熱くなり、あとで後悔するようなことを言ってしまうユーザーもいるからだ」と、ツイッターのサイトポリシー責任者はロイターの取材に答えている。

ドーシーは、ここ数年ツイッターの「健全性」を高める施策に力を入れてきた。「これまでの対策の主眼は、ツイッターの規約に違反する内容を削除することだった。だが今は、より健全な議論を促進するシステムを構築することに力を入れている」と、ドーシーは2018年に考えを述べている。

ツイッターは5月末、黒人男性死亡への抗議デモをめぐるドナルド・トランプ米大統領の投稿に対して、「暴力を美化している」という注意喚起の表示を付けた。そして、「このツイートは暴力の美化に関するツイッターの規制に違反している。しかしツイッターは、アクセス可能にするのが公共の利益と判断した」という通知をクリックしないと読めないようにした。

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