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朝鮮半島北朝鮮の動向には重大な関心、日米韓で警戒=菅官房長官
菅義偉官房長官は17日午前の会見で、北朝鮮と韓国の緊張関係が高まっていることについて、南北関係を含め北朝鮮の動向には平素から重大な関心を持っていると述べた。写真は爆破された開城の南北共同連絡事務所。16日撮影。提供写真(2020年 ロイター/KCNA via REUTERS)
菅義偉官房長官は17日午前の会見で、北朝鮮が韓国との共同連絡事務所を爆破し両国の緊張関係が高まっていることについて、南北関係を含め北朝鮮の動向には平素から重大な関心を持っていると述べた。ただ「この件についてはコメントを控える」とした。
菅官房長官は「政府として、いかなる事態にも対応に万全を期すべき必要な警戒体制を維持している」と述べ、その上で「PAC3(航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット)を展開していることは事実であるが、その目的については空隊の運用にかかわることであり、答えは控えたい」とした。
また、北朝鮮の最近の動きについて、その意図や狙いに関して予断を持って答えることはしないとした上で、情報分析には努めているとコメント。「日米・日韓・日米韓で緊密に連携し、警戒監視に万全を期していきたい」とし、拉致問題についても米朝プロセスに後押ししていく方針を維持する考えを示した。
日朝首脳会談の見通しについては、安倍晋三首相が条件を付けずに金正恩朝鮮労働党委員長と会談を行う意向をたびたび示していると指摘、拉致被害者の高齢化も踏まえて1日も早い解決に向けてしっかり対応していきたいと述べた。
(中川泉 編集:田中志保)
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