最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(26日現在)

2020年5月26日(火)19時10分

■仏ルノー、20億ユーロのコスト削減計画発表へ=労組

フランス労働総同盟(CGT)のファビアン・ガッシュ代表は25日、仏自動車大手ルノーが20億ユーロ(22億ドル)のコスト削減に向け、28日に雇用削減と工場閉鎖を発表する可能性があると述べた。

■イタリア、コロナ制限措置を支持 91%が「有益」と回答=調査

イタリア国立統計研究所(ISTAT)は25日公表した調査結果から、国民の大半が新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて政府が実施したロックダウン(都市封鎖)措置を支持していることが分かった。

■ドイツ、社会的距離規制巡り国・地方に温度差

ドイツでは、新型コロナウイルスの感染防止に向けた社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)規制を巡って国と地方政府に温度差が生じている。

■ギリシャ、飲食店営業再開 夏の観光シーズン控え経済再開

ギリシャは25日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策緩和の一環として、カフェとレストランの営業を再開した。夏の観光シーズンを前に、観光業に対する依存度の高い経済を支援する。

■イスラエル中銀、金利据え置き 新型コロナの影響当初ほど広がらず

イスラエル中央銀行は25日、政策金利を0.1%に据え置くことを決定した。広範な措置を利用すると改めて表明したものの、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は当初の懸念ほど大きくならないとの見方を示した。

■豪首相、コロナ景気対策「いずれ脱却する必要」

オーストラリアのモリソン首相は26日に行う演説で、新型コロナウイルス関連の景気対策について、いずれ脱却する必要があるという考えを示す見通しだ。

■メキシコ、中国経済鈍化の恩恵享受 投資拡大など視野=大統領

メキシコのロペス・オブラドール大統領は25日、中国経済が今年鈍化することにより、メキシコへの投資が拡大するなどの恩恵を享受するとの見解を示した。

■欧州、銀行保全で連携する必要 EU復興基金利用も=EBA議長

欧州銀行監督機構(EBA)のカンパ議長は25日、新型コロナウイルスの感染拡大から銀行を守るために欧州諸国は連携する必要があるとの考えを示し、総額5000億ユーロ(5450億ドル)の欧州連合(EU)復興基金が利用される可能性について示唆した。

■スペイン、外国人観光客受け入れ再開へ 7月から隔離解除

スペインのゴンザレス外相は25日、7月1日から外国人観光客を受け入れ、新型コロナウイルス流行に伴い義務付けてきた2週間の隔離措置を解除すると発表した。

■ロシア、一部地域のロックダウン措置緩和を視野

ロシア当局者は25日、新型コロナウイルスを巡る状況の改善により観光地の一部が間もなく再開され、多くの地域で制限措置が緩和されるかもしれないと述べた。

■独連邦労働局、今年は305億ユーロの赤字想定 新型コロナで=報道

ドイツの連邦労働局は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う失業の増加などを受け、今年は305億ユーロ(332億5000万ドル)の赤字を見込んでいると、独ハンデルスブラット紙が25日報じた。

■独連邦裁、VWに補償金支払い命令 排ガス不正問題で

ドイツ連邦裁判所は25日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が排出ガス規制を不正に逃れるために違法なソフトウェアを搭載したディーゼル車の国内所有者に対し、補償金を支払うよう命じた。

■独政府、社会的距離一部緩和を検討 屋内集会10人まで=新聞

ドイツ連邦政府が6月6日からのソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)方針の一部緩和を各州に提言していると、同国のビルト紙が25日報じた。

*見出しを修正して再送します。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染10人 15人未満が12日連続
・新型コロナで5400人が死亡、NJ州高齢者施設で繰り返された悲劇
・「9月入学」は教育グローバル化のチャンス そもそも日本が「4月入学」になった理由とは?
・新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている



20200602issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年6月2日号(5月25日発売)は「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集。行動経済学、オークション、ゲーム理論、ダイナミック・プライシング......生活と資産を守る経済学。不況、品不足、雇用不安はこう乗り切れ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB総裁ら、緩やかな利下げに前向き 「トランプ関

ビジネス

中国、保険会社に株式投資拡大を指示へ 株価支援策

ビジネス

不確実性高いがユーロ圏インフレは目標収束へ=スペイ

ビジネス

スイス中銀、必要ならマイナス金利や為替介入の用意=
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの焼け野原
  • 3
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピー・ジョー」が居眠りか...動画で検証
  • 4
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 7
    大統領令とは何か? 覆されることはあるのか、何で…
  • 8
    欧州だけでも「十分足りる」...トランプがウクライナ…
  • 9
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 10
    世界第3位の経済大国...「前年比0.2%減」マイナス経…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 9
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 10
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中