「トランプには戦略的、抽象的な思考が欠如している。世界にとって危険なことだ」
Trump’s ‘Mental Impairment Means He Cannot Think Strategically or in Abstract Terms,’ Claims Professor of Psychiatry
また今月、ハーバード大学のダニエル・ギルバート教授(心理学)は、トランプを強制的に拘束して精神的な健康をチェックするべきだと提唱した。
トランプは先週トルコのシリア攻撃に関連して、もしトルコが何か「比類なき偉大な私の叡智によって、限度を越えたと見なす」行為をしたら、「トルコ経済を完全に破壊し、壊滅させる(以前にやってことがある!)」とツイートした。ギルバートはそれにリツイートして、トランプの精神状態に疑問を呈した。
「このトランプの主張、脅迫が尋常ではないと考える心理学者は私だけなのか? 通常であれば精神疾患による拘束が必要とされるのではないか? 政治的右派、左派の立ち位置はさておき、これが深刻な問題であることを認めなければならない」と、ギルバートは書いている。
エール大学の精神医学者バンディ・リーは昨年、トランプ一家の長年の友人がトランプの精神状態に不安を感じて連絡してきた、と本誌取材に対して語った。また政権内部の政府職員2人からも同様の連絡があったと言う。
病的自己愛かソシオパス
リーは昨年、学術系ニュースサイト「ザ・カンバセーション」に寄稿し、トランプが「感情的な強迫衝動、集中力欠如、自己愛、無謀さなどを反映した心理的症状」を示していると主張した。
また大統領顧問ケリーアン・コンウェイの夫で法律家のジョージ・コンウェイは今月、米誌「アトランティック」に長文の意見記事を寄稿し、トランプが精神的に大統領職に不適格であるという証拠を書き連ねた。
「一言で言えば、トランプに深く染みついた極端な行動的特徴から見て、憲法が求める大統領の役割を遂行することは不可能だ」と、コンウェイは述べている。
「問題は、トランプが国民の最高の信頼の受託者として行動できるかどうかにある。トランプが、病的で悪質な自己愛、ソシオパス(そのどれでもいいが)といった極端な行動的特徴を示していることを考えれば、それができないことは明らかだ」