安倍政権、いずも型護衛艦の空母化検討 北朝鮮や中国海上進出に対応
2017年12月26日(火)14時48分
政府内では、輸送艦「おおすみ」の後継として、海から島などに部隊を上陸させる強襲揚陸艦を新たに建造する案も浮上している。17年度中に編成する陸上自衛隊の水陸両用部隊とともにF35Bを乗せ、陸海空が統合的に離島防衛に当たることを想定している。
遠方に攻撃型の戦力を投入できる空母の保有は、日本が掲げる専守防衛との整合性を問われる可能性があるため、政府は18年末までに策定する新たな防衛大綱で論点を整理する。同時にまとめる中期防で、具体的な装備取得に乗り出す。
小野寺五典防衛相は26日午前の会見で「防衛力のあり方に関して、不断にさまざまな検討をしているが、F35Bの導入やいずも型護衛艦の改修に向けた具体的な検討は、現在行っていない」と述べた。
(久保信博、ティム・ケリー 編集:田巻一彦)
[東京 26日 ロイター]
Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着