共和党内は「トランプ後」に向けてそわそわ
2017年6月2日(金)09時40分
議会共和党のリーダーであるマコネル上院院内総務とライアン下院議長は、新大統領の下に結集し、真の保守的な政策を推進しようとする可能性が高い。党内に亀裂を生み出していた存在がいなくなり、共和党員は(少なくとも差し当たりは)結束を強めそうだ。
いまトランプ政権で途方もなく多くの権限を握り、政権内のさまざまな駒を自在に動かしているクシュナー上級顧問は、出番がなくなる。バノンや、スパイサー報道官やプリーバス首席補佐官、コンウェイ大統領顧問といった駒は、古い「キング」と共に捨て去られる運命だ。
そうすれば、混乱に終止符が打たれ、全米が安堵できるのかもしれない。ただし、いずれにせよ共和党には来年の中間選挙という試練が待っている。
[2017年6月 6日号掲載]
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