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アメリカ政治トランプ大統領令でダコタ送油管に陸軍最終承認へ 環境破壊の懸念
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2月7日、米陸軍省は、ダコタ・アクセス・パイプライン建設計画を推進するトランプ氏の大統領令を受け、最終承認を出す見通し。同計画は先住民や環境保護団体が反対している。写真は、建設に反対する先住民らの、ノースダコタ州近郊キャノンボールデモ隊キャンプの北部、バックウォーター・ブリッジに建つ警察のバリケード。1月撮影(2017年 ロイター/Terray Sylvester)
米陸軍省は、ダコタ・アクセス・パイプライン建設計画を推進するトランプ氏の大統領令を受け、最終承認を出す見通し。同計画は先住民や環境保護団体が反対している。
オバマ前政権は先住民側の懸念について検討するために敷設計画を保留し、昨年には環境調査を命じていた。
陸軍省が7日に首都ワシントンの連邦地裁に提出した資料によると、同省はパイプライン計画の審査を中止し、ミズーリ川支流にある貯水湖の地下にトンネルを掘る工事を1日以内に承認するという。
エナジー・トランスファー・パートナーズが建設する同パイプラインは全長1885キロで、ノースダコタ州のシェール油田から精製所が多いメキシコ湾岸地域をつなぐ計画。
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