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イギリス国民はEU離脱を選択! 金融市場大荒れ、キャメロン首相「辞任の意向」

2016年6月24日(金)17時05分

英国分裂の危機

 英国は分裂の危機に直面している。スコットランドでは62%が残留を支持しており、独立の是非を問う住民投票再実施を求める声が強まりそうだ。スコットランドのスタージョン行政府首相は「スコットランドの人々はEUの一部であり続ける意思を明確に示した」と述べた。

 北アイルランドの最大のアイルランドナショナリズム政党、シン・フェイン党は、英国からの独立の是非をめぐる投票機運が盛り上がる、との認識を示した。

 離脱となった英国民投票の結果を受けて、EU加盟国の一部では、ポピュリズム政党や反移民政党から自国でもEU離脱の是非を問う投票を行うべきとの声が上がり、EUは存亡の危機にさらされている。

 フランスの極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペン党首は、英国のEU離脱について「自由の勝利」だとして歓迎。さらに、オランダの極右政党である自由党のヘルト・ウィルダース党首は「われわれは、自身の国、資金、境界、そして移民政策を管理したい」とし、オランダでもEU離脱の是非を問う国民と表を実施すべき、と述べた。

[ロンドン 24日 ロイター]


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