中共老幹部が認めた「毛沢東の真相」――日本軍との共謀
謝幼田氏以外にも、中国の著名な歴史家であり思想家でもある辛コウ(サンズイに景と頁)年氏は、毛沢東の秘書だった李鋭が「(抗日戦争中)毛沢東は日本軍と協力して国民党軍を挟み撃ちしようとした。だから、日本軍に、より多くの地域を占領させてこそ"愛国"だ(その方が日本軍とともに国民党軍を挟み撃ちしやすい)」とさえ言ったとして、いかに毛沢東が日本軍と共謀していたかを証言している。これは2015年9月4日の「抗日戦争中、誰が本当に国を守ったのか?」に載っている。
当時の従軍記者の手記なども公開されており、多くの情報が「日中戦争期における毛沢東の真相」を明らかにするようになった。
中国大陸のネット空間の検索サイト百度(baidu)で検索しても、2014年8月3日という割合に最近のものとして、「毛沢東は日本の侵略に感謝していた」という論考が、削除されずに残っている。
驚くべきことに、この内容は決して中共流の「毛沢東のユーモア」といった弁明的論考ではなく、「なぜ感謝したか」が、前述の李鋭の言葉とともに、「毛沢東と日本軍との共謀」という文脈で書かれていることだ。毛沢東の医者だった李志綏氏が書いた『毛沢東回顧録』の中にも、毛沢東が言った「もし日本が中国を侵略していなかったら、われわれは国共合作をすることができず、そうなると我々は発展することができずに最後の勝利を得ることはできなかった」という言葉があると記してあると、指摘している。
さらにこの「毛沢東は日本の侵略に感謝していた」の記事には、抗日戦争時に戦死した国民党軍側の将軍206人に対して、八路軍(中共軍)は1人しかいないとして、その名前を全て列挙している。マレーシアに渡った華人が書いたもののようだが、それが中国大陸のネット空間で削除されてないことは注目に値する。