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病気に結婚...バリキャリが直面した4つの「壁」 あの女性重役の履歴書と対処法を公開!

2018年07月26日(木)16時45分
西川彩奈(フランス在住ジャーナリスト)

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ニューヨーク、IBMのオフィス風景。(Photo:IBM)

壁1:毎日のルーチン化

解決策:旅に出ることで、新鮮なエネルギーを得る

「32歳の頃、長期休暇を取って、夫と3カ月間の旅に出た。今でも、当時の上司に思い切って許可を得たときのことを覚えている。「長期の旅に出たいのですが、帰国後もIBMで働きたくて...。でも、そんなうまい話はないと理解しています...」。その瞬間、上司が笑いながら「IBMはまさに、あなたのような人のための休暇制度があるのよ」と言った。

出発前と同じ仕事に着ける保障はなかったけれど、旅は結果的に、新鮮なエネルギーとグローバルな感覚を与えてくれた。そして、オフィスに戻った後、新しい役割と、やりがいのあるプロジェクトを任された」

壁2:結婚・出産

解決策:たとえ仕事に支障がでても、「愛する我が子との時間が過ごせた」と割り切る

「第一子を33歳で出産する。『仕事と家庭の両立』ができるかきちんと確認したかったから、子供をつくる決意を下すのは慎重だった。

半年間の育休を取ったが、もちろん仕事での遅れは心配だった。実際、熱心に取り組んでいたプロジェクトを率いるチャンスを失った。でも、生まれたばかりの貴重な息子との時間は、何にも変えることができなかったから、今でもこれが一番の方法だったと思う」

壁3:職場の人間関係

解決策:80%のエネルギーは、うまくいっている人間関係に注ぐ

「過去に人間関係の問題のせいで、目標達成に向かうチームの絆に支障がでたときは悔しかった。そんなとき、相手の意見に耳を傾け、直接コミュニケーションをとるように努め、ユーモアを交えて接することが効果的だと学んだ。でも、それでも十分でないときもある。いつも私は、同じ成功のヴィジョンを描いている、精力と才能に溢れた人との関係を大切にし、うまくいっている人間関係に自分の80パーセントのエネルギーを注ぐようにしている」

壁4:自信を失う

解決策:新しいことを学び続け、「自信のあるフリをすること」

「自信を失った瞬間はたくさんあった。資金を紛失したり、政府のサポートを失ったり...。そんなときは、上手くいっていることに焦点を当て直すときだと考えている。

『自信のなさ』を乗り切るコツは、新しいことを学び続け、本物の自信を得るまで自信があるフリをすること。」

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