「人と機械の協働」で生産性向上...データ分析「Ptengine」が創る持続可能な未来
Ptmindが提供するデータ分析ツール「Ptengine」
<誰でも簡単にデータを活用できる環境を整えることで、企業の成長を支援する「Ptengine」。人と機械の調和を重視し、SDGsの実現を目指した持続可能な未来づくりに貢献している>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
オールインワンのデータプラットフォームで経済成長と技術革新を促進
持続可能な社会の実現には、経済や産業分野でのアプローチが欠かせない。日中を中心にグローバルに展開するSaaS企業の株式会社Ptmindは、SDGsの「8.働きがいも経済成長も」や「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の達成を目指している。
その中核を担うのが、同社の主要プロダクトであるデータプラットフォーム「Ptengine」だ。ウェブサイトから収集した膨大なデータをもとに、顧客の行動をリアルタイムで分析し、一つのプラットフォームで企業全体のビジネス成長を支援するシステムだ。専門的なコーディング知識が不要なため、企業は自社でデータを活用できる環境を構築し、業務効率化やコスト削減にも寄与できる。
「『Ptengine』を使用することで、企業は効率的なマーケティングやより良いウェブサイト体験を通じたサービス向上が可能となります。結果としてビジネスの成長や雇用機会の創出に繋がり、SDGsの『8.働きがいも経済成長も』の目標達成に貢献できると考えています」
「『9.産業と技術革新の基盤をつくろう』については、『Ptengine』はデータ解析を簡単に行える環境を整えることで、イノベーションを促進し、企業が持続可能な成長を実現できるようサポートしています。技術革新と経済成長の一助となることで、最終的にはGDPの向上に貢献することを目指しています」と、事業開発部の大森葵氏は語る。
同社は日本と中国に拠点を構え、多様なバックグラウンドを持つ従業員が多い。そのため、社員の多様性を尊重しつつ、柔軟な働き方をサポートすることで、社内の働きがいの向上にも取り組んでいる。