最新記事
エクササイズ

「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント

2024年11月21日(木)09時58分
吉原 潔(整形外科専門医・フィットネストレーナー)*東洋経済オンラインからの転載

②無料の筋トレアイテム=階段を使う

つき並みですが、実は1番難しいことかもしれませんね。エレベーターや、エスカレーターを使いたくなるお気持ちはわかります。でも、スポーツクラブに通ったら月にいくらかかるでしょうか? 階段ならタダです。無料の筋トレマシンなので、ぜひご利用ください。

つらくなったら途中で休んでも、手すりを使って上ってもOKです。ただし、下りは腰やひざに負担をかけるため、痛みがある方はほどほどに。


③自転車のギヤを重くしたり、軽くしたりする

自転車に乗っているなら、こんなによい筋トレマシンはほかにありません! もしギヤ付きの自転車なら、重いギヤに設定すれば筋肉に負荷をかけられ、体力づくりに最適です。

きつくなったら軽くする、そしてまた呼吸が整ってきたら重くするなど、負荷に緩急をつけてください。また、軽いギヤにして足を速く回してこぐと、敏しょう性を高めることができます。

行儀がよくない「あのクセ」も実は効果的

④自転車のサドルを少し低くする

自転車のサドルを若干、低めに調整してみましょう。これでこいでみると、いつもより少しこぐのが大変になるはずです。でもこのおかげで、ももの前側の筋肉である、大腿四頭筋を鍛えることができます。

ただし、低くしすぎてバランスがとれず、ふらふらするのは危険です。安全のため、運転姿勢がくずれないくらいの高さに調整してください。

⑤よく使うものは 手の届くところに置かない

立ったり座ったりするだけでも、筋トレになります。テレビのリモコンなど、よく使うものは手の届くところではなく、少し離れた場所に置きます。リモコンを使うたびに立って取りに行く、これだけでも1日の運動量は大きく変わっていくものです。

⑥貧乏ゆすりを行う

行儀がよくないとされる貧乏ゆすり。実は、医学的には健康効果が認められている動きなのです。脳からの指令を、筋肉に伝達する神経の機能を高めます。また、筋肉自体も収縮と弛緩を瞬時に行うことで、敏しょう性が高まります。動かす足の速さを、なるべく速くすると効果的です。

⑦深呼吸をする

浅い呼吸は、肺をふくらませる呼吸筋(横隔膜)の衰えを招き、心肺機能の低下につながります。1時間に1回、背すじを伸ばして胸を大きく開いて深呼吸をする時間を作りましょう。猫背は浅い呼吸の原因になるので注意しましょう。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

豊田織機の非公開化報道、トヨタ「一部出資含め様々な

ビジネス

中国への融資終了に具体的措置を、米財務長官がアジア

ビジネス

ベッセント長官、日韓との生産的な貿易協議を歓迎 米

ワールド

アングル:バングラ繊維産業、国内リサイクル能力向上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 3
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 4
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 5
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 6
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 7
    ロケット弾直撃で次々に爆発、ロシア軍ヘリ4機が「破…
  • 8
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 9
    ビザ取消1300人超──アメリカで留学生の「粛清」進む
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中