【中学・高校受験】「わかった気になる」オンライン学習の落とし穴...効率よく弱点を埋める「オレオ学習法」
国語も算数も!オレオ公式を応用した万能な「オレオ学習法」
第2章で、「オレオ公式」でごくごく短いエッセイを書いてみる練習をしましたね。せっかくなので、オレオ公式を使って勉強する「オレオ学習法」にも挑戦してみましょうか。(「オレオ公式」についてはこちらを参照:【中学・高校受験】「4行でまとめろ」ハーバードで150年伝わる作文力を一気に底上げするスキル)
「オレオ学習法」とは、考えをロジカルな文章に書いてまとめる「オレオ公式」のライティング方法を勉強に応用したものです。勉強したことをオレオ公式で整理すると、頭の中で情報が整理されるため、より深く理解できます。つまり、メタ認知学習法の項目でお話ししたように、理解していることと理解できていないことが明確になり、勉強の効率が上がるというわけです。
書いて学ぶ「オレオ学習法」のやり方は、次のとおり。
ステップ1:学んだことをオレオ公式に沿って、4行で書く。
ステップ2:書くときはそれぞれ1行、1段落で書くこと。
ステップ3:書き終えた4段落を合体させ、ひとかたまりの文章にする。
学んだことをしっかり理解して応用できるようにするためには、自分の手で書いて学ぶのが一番です。ハーバード大学の各学科でも書くプログラムが導入されているのも、そのためです。私たちも、学んだことを書いて、自分の言葉で表現することで身につけていきましょう。
算数の記述問題
近ごろ、中学受験などでも、算数の問題で、答えだけでなく、どうやって答えを導き出したのかを書かせる記述問題が増えてきているようです。せっかく答えが正解しているのに、この記述がうまく書けなければ高得点はねらえませんね。
そんな時も、「オレオ学習法」の出番です。算数の記述問題を教える塾のベテラン講師も、「記述問題は計算過程を記すのではなく、どうやって考えたのか、その思考過程を文章で説明するものである」と述べています。