最新記事
ペット

「自分は犬だと思っている?」まるでもののけ姫──5匹のわんこと育った幼女、犬みたいな行動がキュート

Toddler Raised Alongside Five German Shepherds 'Thinks She's a Dog'

2023年1月23日(月)16時50分
ジャック・ベレスフォード
犬と幼女

(写真はイメージです) Lisa5201-iStock

<ドッグフードを食べたり池で水浴びしたり...わんこ先輩たちを真似た幼女の犬みたいな行動>

5匹のジャーマン・シェパードと一緒に育った幼女の動画がTikTok上で話題だ。その女の子は1歳2カ月のリバー。犬たちに囲まれて生活し、多くを学んできた。

【動画】5匹のわんこと育った幼女の「犬みたいな行動」7選

動画を投稿したのはリバーの母親であるアシュリー・シェル(@von.jakoba)。説明文には「私の子供は5匹の犬と一緒に育ち、時々『自分は犬だ』と思っているみたい」とある。

シェルは本誌に「リバーは犬のもの全てに惹かれています」と語る。

「リバーがハイハイを始めた頃、犬の水やご飯は彼女の手が届かない場所に上げるようにしました。でもうっかり忘れてしまったとき、彼女が犬の水をバシャバシャしたり、ドッグフードを食べようとしたことが何回かありました」

「リバーは犬たちの後ろを付いて回って、彼らの行動を見るのが好きなんです。彼女はよくご飯を床に投げるため、犬たちからの支持は絶大です。犬たちは、彼女の近くにいれば、私が毎朝作る卵料理にありつけると知っています」

またリバーは犬のケージの中で音楽を聴いたり、彼らを優しくハグしたり、キスしたりするのも好きだとシェルは言う。

犬の知能は2歳児に匹敵すると言う専門家もいる。そう考えるとリバーと犬たちとの絆の深さは当然といえば当然かもしれない。

また犬は150以上の言葉を理解し、飼い主や他の犬を意図的にだましてご馳走にありつく事も可能。これはブリティッシュコロンビア大学の心理学教授で、犬の研究者としても知られるスタンレー・コレンがアメリカ心理学会で発表した内容だ。

リバーはいずれ、犬たちの精神年齢を追い越すだろう。だが犬たち含む家族との絆を、幼少期のうちに深めることは重要だ。

「犬たちは家族の一員です。元気すぎることもありますが、とても優しい家庭犬。家の敷地を歩き回ったり、ボール遊びをしたり、泳いだりするのが大好きなんです」

シェルはこう話すが、妊娠が分かった際には、犬たちが赤ちゃんと仲良くできるか不安に思う事もあったと言う。

「犬たちがリバーとどう接するかは心配でした。でも、彼らはとても良い子にしています」

心配とは裏腹に、リバーは犬たちに一目惚れ。TikTok動画から察するに、彼女は犬たちから多大なる影響を受けているようだ。ドッグフードを食べるだけでなく、犬のように歩いたり、池で水浴びを楽しむ様子も見られる。

動画はこれまでに900万回以上も再生され、「可愛すぎる」、「6匹の犬を飼っているのでは?」といったコメントが投稿された。

シェルはネット上での大反響は「素直に嬉しい」と語る。だがその上で「リバーが危険な目に遭った事はない」と強調した。

「SNS上の短尺動画から全てを知る事はできません。リバーと犬たちとの交流には細心の注意を払っています。彼女には犬たちの気持ちを尊重し、撫でる時には優しく、そして毛や耳を引っ張ったり、上に乗っかったりしないよう教えています。また犬たちがケージに居る時は入らないというルールも設けました。リバーにも犬たちにも、お互いを尊重し合い、ほどよい距離感を持つことが大切だと教えています」

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米共和強硬派ゲーツ氏、司法長官の指名辞退 買春疑惑

ビジネス

車載電池のスウェーデン・ノースボルト、米で破産申請

ビジネス

自動車大手、トランプ氏にEV税控除維持と自動運転促

ビジネス

米アポロ、後継者巡り火花 トランプ人事でCEOも離
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中