最新記事

人生が豊かになる スウェーデン式終活

スウェーデン式「断捨離」の達人が直伝する、片付け4つの極意

2018年7月18日(水)11時50分
マルガレータ・マグヌセン

写真はイメージです SolStock-iStock.

<アメリカでベストセラーとなった『人生は手放した数だけ豊かになる』は、スウェーデン女性のマルガレータ・マグヌセンが簡単に生活を小さくするコツを明かした一冊。本誌7/18発売号「人生が豊かになる スウェーデン式終活」特集では、本書を8ページにわたり抜粋で紹介。ここでは特集で取り上げた8つの極意のうち、4つを要点だけ抜き出して掲載する>

すぐにギブアップしない秘訣

家の中を見回すと、脈絡のない物がたくさん目に入ってくることでしょう。共通点はないように見えますが、だいたい全部いくつかのカテゴリーに分類できるのです。家具、衣類、本、リネンなど。

まずは、扱いやすいと思うカテゴリーを選びましょう。物の数が多いだけで、それほど思い入れが強くないカテゴリーなら、楽に手を付けられます。

最初に簡単な場所から始めることがとっても大事。さもなければ、すぐにギブアップだと思います。

私が片付けを始めるのは、いつも衣類から。めったに着ない服がたくさんあると分かっているので、手を付けやすいからです。

自分のクローゼットを片付けるときは、服を全部引っ張り出し、2つの山に分けていきます。

1つ目の山は「とっておきたい服」。2つ目の山は「手放す服」。

まずは2時間ほどかけて、なくてもいい服を見極めてください。衝動買いしたけれど、その後着ていない服や、ほかの服と合わないものが、きっとあるはずです。確実に着る服と、思い入れがとても強い服だけを取っておきましょう。

分類したら、1つ目の山を見直します。修繕やドライクリーニングが必要なものはよけておいて、残りはクローゼットに戻します。2つ目の山のほうは、捨てるか、あげてしまいます。

スタートは大きな物から

くれぐれも、写真の片付けから始めてはいけません―― 手紙や個人的な書類なども、スタート地点で手を付けるのはご法度です。

写真や手紙を見返すのはとても楽しく、そしてちょっぴり寂しい気持ちがするものですが、1つ断言できることがあります。そこから始めると、思い出の小道にはまり込んでしまって、もう片付けなどできません。

ほかの持ち物の身の振り方が決まるまで、長年取っておいた写真や手紙には決して手を出さないこと。部屋を片付けるときは一般的に、物の大きさが1つの基準。まずは家具など、大きな物から始めます。小さな物は最後に。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイラン再攻撃計画か、トランプ氏に説明へ

ワールド

プーチン氏のウクライナ占領目標は不変、米情報機関が

ビジネス

マスク氏資産、初の7000億ドル超え 巨額報酬認め

ワールド

米、3カ国高官会談を提案 ゼレンスキー氏「成果あれ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 5
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 8
    「信じられない...」何年間もネグレクトされ、「異様…
  • 9
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 10
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 9
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中