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パリ五輪でも「やっぱり!」 国内からも反発が...アメリカ代表のユニフォームが「ダサすぎる」問題

Team USA Uniform Is Overkill

2024年7月10日(水)19時00分
スカーチ・クール(スレート誌ライター)

服の形に国旗を裁断した米代表チームのユニフォーム

例えばフランス。こちらのユニも国旗をモチーフにしているが、ずっとクリエーティブな色使いで、アメリカみたいに暑苦しくない。3色アイスクリームが暑さで溶け出したような色合いが楽しく、すごくポップなのにエレガントだ。ちなみにカナダのユニは国産ブランド「ルルレモン」の作品で、強烈に真っ赤だけれど、胸にメイプルリーフをあしらったやぼなブレザーなんかじゃない。

対してアメリカ選手団のブレザーは、国旗をモチーフにした服というより、服の形に裁断した国旗みたい。国威発揚どころか、これじゃ他国の敵対心をあおるだけだ。


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アメリカの名誉のために付言すれば、以前のユニはもっとまともだった。1968年のグルノーブル冬季五輪では、フィギュアスケートの選手たちが素敵に未来的な衣装で行進していた。でも2012年ロンドン五輪の公式ユニは、ダブルブレストのジャケットにベレー帽。情けなかった。

あと2、3年で、筆者にもアメリカの市民権を獲得するチャンスが巡ってくる。でも迷っている。あんなアメリカ人専用ジャケットを受け入れる覚悟は、まだないから。

©2024 The Slate Group



フランスチームの各競技のユニフォーム



筆者の母国カナダはルルレモンがデザイン

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