「映画よ、もっと気候変動を語れ」 ディカプリオ主演作や『マッドマックス』の功績とは?
Climate Reality in Cinema
環境という題材は、19世紀末の映画黎明期にさかのぼる長い歴史を持ち、ジョイナーのような活動家はその伝統を受け継いでいる。
そう指摘するのは、米イースタンイリノイ大学のジョゼフ・ヒューマン名誉教授(コミュニケーション学)とロビン・マリー名誉教授(英語学)だ。
映画における環境問題の描き方について複数の共著がある2人は、最も初期の例として、「映画の父」と称されるフランスのリュミエール兄弟の短編作品を挙げる。
1897年に現在のアゼルバイジャンの首都バクーで撮影されたもので、極めて初期の大規模油田の光景を捉えた映像だ。
「現代なら環境災害と呼ばれるはずの出来事が、当時は石油生産という偉業と見なされていた」と、ヒューマンは本誌に語る。
映像では、巨大油井が煙と炎を噴き上げ、その手前を1人の人物が歩いている。「有害で恐ろしい環境だと分かるが、この人物は気にしていないようだ」
ホラー映画やアクション、西部劇、コメディー作品を対象に長年研究を行ってきたヒューマンとマリーによれば、映画での環境問題の扱われ方は、このテーマをめぐる世間の認識とともに変わる傾向がある。
石油危機が起き、アースデイが創設された70年代には、環境問題を扱う作品も増えた。「環境的変化に対する新たな見方に呼応する映画が作られた」と、マリーは指摘する。
いい例が、73年のSF映画『ソイレント・グリーン』だ。温室効果を初めて取り上げた大手スタジオ作品の1つである本作では、人口過多と食料不足に悩む世界で、チャールトン・ヘストン扮する主人公が暑さに苦しみ続ける。
現代の多くのハリウッド大作には気候という視点が欠けているが、低予算映画や独立系作品、ドキュメンタリー分野では環境問題がブームになっていると、マリーは言う。「気候変動への意識の高まりを反映した動きとみている」
問題は観客に行動を促すことができるかどうかだと、ヒューマンは話す。「知識を提供することは可能だ。だが今のところ、それは必ずしも行動につながっていない」
危機の時代の「物語」を
まるでハリウッド映画のような歴史的偶然と言うべきか、リュミエール兄弟の作品の舞台になったバクーで今年11月、国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が開催される予定だ。
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