最新記事

キャリア

自分の価値の高め方、軸はブレていい... LinkedIn日本代表が語る「転職2.0」時代の勝ち方

2021年6月3日(木)19時58分
flier編集部
LinkedIn(リンクトイン)日本代表の村上臣氏

Shin Murakami

<会社に対する日本人の意識が大きく変わるなか、理想のキャリアを手にするにはどうすればよいのか>

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

いま、終身雇用を前提とした「日本型雇用」が崩壊を迎えつつある一方で、欧米型の「ジョブ型雇用」が注目を集めています。そんな中で、主体的にキャリアを築くには、自分にタグをつけて発信することが重要になるといわれています。自分の市場価値を高めて、我慢しない働き方を実現するための新ルールとは何なのか?

働き方の最前線企業・LinkedIn(リンクトイン)の日本代表を務め、『転職2.0』(SBクリエイティブ)を上梓された村上臣さんに、理想のキャリアを実現するための新常識をお聞きします。

20年経っても変わらぬ「就社意識」

── 村上さんが本書を執筆されようと思った動機は何でしたか。

もともと就活をしている学生のメンタリングで「(コロナ禍で)就活フェアがなくなってしまい、どうしようか」といった声を聞いていました。自分自身が就活をしていた頃から20年ほど経つのに、学生の就社の意識が変わっていない。この状況に問題意識をもっていました。

そんなときLinkedInを通じていただいたのが、面識のない編集者の方からの一通のメッセージ。新しい時代のキャリアに関する本を書かないかと、企画の提案をいただいたんです。

これまでキャリア本というと、個が立った方の成功談や面接を突破するためのノウハウ本が多かったように思います。ですが、キャリアに対する根本的な考え方や、望むキャリアに向けてすぐに行動に移せる点を体系立てて紹介した本はあまり目にしない。そうしたテーマに関する本なら、世の中に出す意義があると考えました。

また、コロナ禍で2020年2月からフルで在宅ワークになり、通勤にかかっていた時間を本の執筆に充てることができた。このように、ニューノーマルの働き方とゆるいネットワークのおかげで体現したのが『転職2.0』でした。

210602mura032.jpg

転職2.0
著者:村上臣
出版社:SBクリエイティブ
flierで要約を読む

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、イスラエルへの報復ないと示唆 戦火の拡大回

ワールド

「イスラエルとの関連証明されず」とイラン外相、19

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、5週間ぶりに増加=ベー

ビジネス

日銀の利上げ、慎重に進めるべき=IMF日本担当
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 4

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中