ビジネススキルより先に「地頭力」を鍛えよ...仕事も日常も豊かにする「知恵」がつまった16冊を紹介
現代人の抱えるモヤモヤ、哲学者ならどう答える?
『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0
現代人の抱えるモヤモヤ、もしも哲学者にディベートでぶつけたらどうなる?』
著者:富増章成
出版社:Gakken
「人生、親ガチャで決まる?」「勝ち組に入るのがすべて?」―そんな現代人の抱えるモヤモヤを、哲学者に聞いてみたらどうなるのでしょうか?
本書は、「親ガチャ」や「資本主義の限界」など、現代人なら誰もが気になるテーマについて、哲学者と現代人がディベート形式で議論を重ねる全く新しいビジネス教養書です。
現代人も哲学者も対等な立場で議論するので、深く共感しながら読むことができ、賛成・反対双方の立場から考えが深まるというメリットも。
ぜひ本書を通して、悩み事や身の回りの問題解決に〈哲学〉という新たな視点を取り入れてみてください。
(Gakken 編集部 担当編集)
薄いけれども本格派! 戦国武将のシン・教養書
『1日1テーマ30日でわかる戦国武将』
構成:造事務所
出版社:文響社
戦国時代の花形ともいえる30人の武将に焦点をあて、1日につき1人の武将について読み進める戦国武将の入門書(1人あたり4ページ)。とはいえ、最新の研究成果も多く盛り込み、歴史通にも満足いただける内容になっています。
武勇でその名を天下に轟かせた猛者、その智謀で味方を勝利に導いた知将、主家の存続のために知恵を振り絞った苦労人、戦いに敗れてもなお、その忠義によって歴史に名を残した悲劇の将。織田信長に上杉謙信、本多忠勝に黒田如水......。
バラエティに富む魅力的な人物たちの解説に読む手が止まらない1冊です!
(株式会社文響社 編集部 畑北斗)
会話では「うまいことを言う」必要はありません!
『シンプルだからうまくいく 会話のデザイン』
著者:吉原珠央
出版社:ワニブックス
「会話中にうまいことが言えない」「会話が続かない」こういった悩みは、自分を他人に良く見せようと思う欲求から生まれるのだそうです。
心当たりはありませんか? 私はドキリとしてしまいました。
この本では、実力以上に自分を良く見せることはもうやめることを会話のスタートとしています。さらに、「反応」に焦点を当てながら、会話をデザインする(組み立てる)考え方と、実践的でわかりやすい方法を紹介しています。
「聞いていますよ」という相づちやオウム返しも、会話を円滑にするテクニックのひとつではありますが、一番大切なのは相手、相手の立場を思う気持ちです。そしてシンプルで温かい言葉を返すことができれば、相手との間に共感・信頼を築くことができます。
(ワニブックス 書籍編集部 小島一平)