最新記事
コミュニケーション

相手の「本音」を引き出すための、たった1つの質問とは? 国山ハセンさんが身につけた「対話」の力

2024年6月14日(金)19時58分
flier編集部
国山ハセン『アタマがよくなる「対話力」』

国山ハセンさんが新著『アタマがよくなる「対話力」』にこめた想いとは(flier提供)

<人生を変えたのは「読むたびに血がたぎる自己啓発書」──国山ハセンさんが、新著『アタマがよくなる「対話力」』にこめた想い>

TBSにてアナウンサーとして『王様のブランチ』『ひるおび』『news23』など様々な番組で活躍してきた国山ハセンさん。2023年1月に独立し、ビジネス映像メディア「PIVOT」に参画し、プロデューサー兼MCへ転身されました。

そんなハセンさんが新著『アタマがよくなる「対話力」』(朝日新聞出版)にこめた想いとは? PIVOTの企画の舞台裏、ハセンさんの人生に影響を与えた本についてもお聞きします。(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)

対話には「人生をクリエイトする力」がある

──ハセンさんが『アタマがよくなる「対話力」』を書かれた背景は何でしたか。

出版社から本を書かないかとお話をいただきました。テーマについて話し合うなかで、相手から学びを引き出す「対話」の力にフォーカスするのはどうか、とアイデアが湧きました。

アナウンサー時代に培ったスキルや日々のコミュニケーションで意識している点なら表現できるものも多い。そして、私自身、番組の企画からMCまで関わりたいという思いで、TBSからPIVOTに転職しキャリアを前に進めていった経緯もあります。それらをうまく組み合わせて言語化したのが、『アタマがよくなる「対話力」』です。

対話力の本というと、聞き方や発声など、テクニック的なものが中心になることが多いように思います。ですが、私がそれ以上に大事だと考えているのは、「この対話を通じて相手にどんな気持ちになってもらうか?」。これまでも、社内外の人と対話を通じて信頼関係を築いたことが、キャリアを切り拓くきっかけになっていました。つまり、対話には「人生をクリエイトする力」があります。

本書でも、インタビューなどにおける「対話力」がキャリアと人生を切り拓くコアスキルになるというメッセージを強調したいと考えました。

アタマがよくなる「対話力」
 著者:国山ハセン
 出版社:朝日新聞出版
 要約を読む

PIVOTのペルソナは自分、「なんとなく知っている」を紐解いていく

──PIVOTでは、資産運用にまつわるスキルセットを一流のプロから学ぶ「MONEY SKILL SET」や子育てスキルを学んでいく「EDUCATION SKILL SET」など、多様な動画を高い頻度で公開しています。各回のテーマはどのように決めているのですか。

ビジネスパーソンのニーズと自分の興味をもとに、各回のテーマやキャスティングを決めています。特に私は自分自身をペルソナにして考えることが多いですね。30代前半のビジネスパーソンはPIVOTのドンピシャのターゲット。例えば、マネーやキャリア形成、子育てなど、自分がまさに関心のあるトピックを取り上げています。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

一国の経済財政担う者として金利や為替は当然注視=高

ビジネス

豪中銀、予想通り政策金利据え置き 利上げ急がない姿

ビジネス

香港、IPO申請の質の維持を投資銀行に要請 上場急

ワールド

トランプ政権の風力発電プロジェクト承認停止は無効、
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    中国の著名エコノミストが警告、過度の景気刺激が「…
  • 10
    「1匹いたら数千匹近くに...」飲もうとしたコップの…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中