米バイデン政権、中国への新たな関税を間もなく発表との情報──EV、半導体など戦略分野が対象
ブルームバーグ・ニュースによると、バイデン米政権は中国製の電気自動車(EV)やバッテリー、太陽光発電設備などを対象とする輸入関税導入の決定を早ければ来週にも発表する見通しだという。写真は、2024年4月25日に北京の国際自動車展示会に出品されたBYDのEV。(2024年 ロイター/Tingshu Wang)
バイデン米大統領は早ければ来週14日にも、電気自動車(EV)などの戦略的分野を対象にした中国への新たな関税を発表する可能性がある。関係筋が明らかにした。
半導体や太陽光発電設備も対象となる可能性があるほか、注射器など中国製の医療用品にも追加関税が課されるという。
関係者によると、関税の額や対象分野の詳細は不明だが、戦略的競争力と国家安全保障に関連する分野に絞り込まれているという。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は1-日、バイデン政権は、中国製EVに対する関税を現行の25%から約4倍の100%程度に引き上げる見通しと報じた。
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら