最新記事

BOOKS

初対面で即、相手の心を掴む秘訣...『仕事ができる人は、3分話せばわかる』

2021年8月4日(水)12時06分
flier編集部
名刺交換(イメージ画像)

stockstudioX-iStock

<『オタク偉人伝』『普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダーシップ』『医者が教える健康断食』......。各出版社がいま最もおすすめする4冊を紹介>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

『すごい人ほどぶっとんでいた! オタク偉人伝』


 著者:小川晶子、のぶみ(イラスト)
 出版社:アスコム
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

子どもって、みんな「どこか変」ですよね。変なことに夢中になったり、一方で、周りの子が好きなものには興味を示さなかったり。歴史に名を残すような偉人たちも、みんな、ちょっと、というか、かなり変わった子でした。

エジソンは実験が大好きで、卵を温めたら孵(かえ)ると思い、お隣さんのガチョウ小屋に忍び込んで卵を抱いて寝ていたとか......。

ニュートンは工作が大好きで、風車のミニチュアを作ったときに、中にネズミを仕込んで風がなくても回るようにしたとか......。

みんな、まわりの大人たちが理解できないような「好き」を持っていました。この本では、そんな偉人たちの子ども時代の「好き」を、「オタク」として紹介しています。

ファーブル、ライト兄弟、スティーブ・ジョブズ、水木しげる、モンゴメリ、アインシュタインなど、32人の偉人の、子供時代のぶっとびオタクエピソードをお楽しみください。子育て中の方が読めば、必ず、「うちの子変わっているけれど、でも問題なし! 」と思えるはずです!

(編集部 菊地貴広)

『EMPOWERED 普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダーシップ』


 著者:マーティ・ケーガン、クリス・ジョーンズ、及川卓也(その他)、二木夢子(訳)
 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「GAFAは優秀な人材を採用できるから、成長し続けられるんだ」......。

こんな言葉を吐きたくなるほど、トッププロダクト企業との差が日増しに開いていくのを実感せざるを得ません。しかしながら、こうした企業の本当の強さの根源は優秀な人材ではありません。「普通の人でも力を発揮できる組織づくり」こそが、組織とプロダクトに成長のスパイラルを起こしているのです。

Amazon、Google、Apple、Netflixはそれぞれ社風こそ大きく違うものの、そこにはこうした環境をつくる「共通した要素」が存在します。

それは、
○テクノロジーの役割
○優れたプロダクトリーダーシップ
○エンパワーされたプロダクトチーム
です。

なかでも、他の要素に影響を与える重要な鍵となるのが、本書のテーマとなる「プロダクトリーダー」の役割です。その役割はプロダクトのビジョンや戦略、メンバーの人事からコーチング、チームの目標、社内での立ちまわり方まで多岐に渡り、そのおかげで本書は読みごたえのある、分厚い仕様になっています。

多くの日本企業にとっては「耳の痛い話」が並んでおり、真の変革を理解・実行していない組織をバッサリと切り捨てます。DXが席巻する今読むべき、「変革の本質」の細部へと光をあてる一冊です。

(山地淳)

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

中国、米が中印関係改善を妨害と非難

ワールド

中国、TikTok売却でバランスの取れた解決策望む

ビジネス

SOMPO、農業総合研究所にTOB 1株767円で

ワールド

中国、米国の台湾への武器売却を批判 「戦争の脅威加
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 2
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 5
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 9
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 10
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 10
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中