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警官を見たら殺し屋と思え? アブなすぎるアメリカの実態
先日ワシントンポストが独自の調査で、全国の警察による射殺事件のデータをまとめて発表したんだけど、そこでとんでもない数字が出た。
「3 8 5」
これは警察に射殺された人数の合計だ。
さてここで問題。この385人はどれぐらいの期間の死亡者数に当たるだろうか。
A)10年
B)5年
C)1年
正解は......D。今年に入ってからの5カ月間の数字だ!!!
たった5カ月で、385人もの民間人が警察に射殺されている。計算するとこれは1日に2.6人が殺されているペース。このままだと、年末までに1000人近くが命を落とすことになる。
さらにすごいのはその内訳。撃たれた人の中で、銃やナイフを持っていた人が大半を占めているのは確かだが、まったく武器を持っていない人も、なんと62人もいる。全体の16%だ。しかも、武器を持っていない上に、逃げようとして殺された人は16人もいる。
丸腰の人が逃げようとしている状況は、警察官にとって何の脅威もない状況のはず。自己防衛というのは苦しい言い訳だろう。
しかし、警察官の間にはfoot tax(足税)という表現があるらしい。「逃げると高くつく」という意味だ。命が代償の税金は高すぎる。
また内訳の中に、犠牲者の人種に関するデータもあった。385人が死亡した事件を、発生エリアの人口比に照らし合わせると、さらに驚きの事実が。なんと、黒人が射殺される確率は白人の3倍の確率だということがわかる。
足税もかなり頂けないが、こんな「肌税」はもっと許せない。
こんな実態が少しずつアメリカ国民に周知され、警察が批判の的になっている。一方で、「警察は毎日危険な現場に触れているから仕方ない」と擁護する人もいる。
間違いない。警察官が命がけで犯罪者を取り締っているのもまた事実。大変な仕事であり、一般市民はその恩恵を受けている。
僕の弟も警察官。家族が皆、彼のことを心配しているのもまた事実ではあるけれど。
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