「冬のヨモギ」はなぜ乳製品と相性がよいのか?...日本の雑草専門家に聞く「おいしい草の食べ方」
yuri-ss-shutterstock
<夏から初冬に出現する「どこんじょヨモギ」とは何か? 日本の雑草の愛で方、楽しく美味しく雑草を食べる方法について>
朝ドラでも身近になった植物だが、雑草を食べると聞くと、「えっ?」と思う人もいるかもしれない。しかし、「七草粥」など私たちの食生活には昔から雑草が取り入れられている。
わざわざ山奥まで出かけなくとも、プランターでハーブを育てなくても、その辺で摘んで食べることができる雑草。日本の雑草の愛で方、楽しく美味しく雑草を食べる方法について、人気ポッドキャスターMichikusa(みちくさ)氏の最新刊『道草を食む 雑草をおいしく食べる実験室』(CCCメディアハウス)より一部抜粋する。
ヨモギ
春の若い葉は天ぷらにすると絶品で、山菜としても人気の高い植物です。そして何より和菓子の草餅の材料として、今日の私たちの生活になくてはならない存在でもあります。
私も小さい頃はこの葉を摘んでよくお団子を作りました。そう考えると野に生える草を料理して食べたのは、このヨモギが生まれて初めてだったかも知れません。
どこでも比較的簡単に手に入り、味わいも良く、現役の食材としてこれほどまでに日常的に浸透している雑草は他にないように思います。
しかしながら「草餅=ヨモギ」が定番化したのは意外にも江戸時代に入ってからのことです。それまでの草餅にはおもにハハコグサという植物を利用していました。
ふわふわの綿毛はつなぎの役割
ハハコグサはヨモギと同じキク科の植物で、春の七草の歌の中でもゴギョウという名で古くから親しまれてきました。このハハコグサもヨモギ同様、今でも田んぼの畦道や公園の空き地などでよく見かける植物です。
ハハコグサは体全体に、ヨモギは時期にもよりますが葉裏や茎に、それぞれ白くてふわふわした毛を纏っています。
両種ともにこの微細な綿毛があるおかげで、お餅のつなぎとしての役目を担っていたようです。色や香りづけ以外に草を混ぜる目的があったとは少々驚きです。もしかすると昔のお米は今よりも粘り気が少なかったのかも知れませんね。
現在ではハハコグサから草餅が作られることはほとんどなくなりましたが、どちらも身近に生えている植物ですので、いつか新旧食べ比べをしてみたいところです。
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
転勤無し/税務マネージャー「東京」年収~1000万円「世界5大会計事務所/外資クライアントメイン/在宅勤務有」
BDO税理士法人
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員
-
転勤無し/外資系クラウドシステムの既存顧客担当営業「東京/大手中堅」
株式会社コンカー
- 東京都
- 年収800万円~1,500万円
- 正社員
-
外資製薬会社向けCRMシステムの運用保守支援/最寄り駅から徒歩10分圏内/経験者優遇/データ入力業務あり/年間休日最大125日
株式会社ビーネックステクノロジーズ
- 東京都
- 月給21万2,000円~55万円
- 正社員